日鉄ボルテン株式会社様
オンプレから不安定なメール環境を刷新し、運用をアウトソースへクラウドへの移行を実現!
企業情報
日鉄ボルテン株式会社
業種:製造業
従業員規模:100名~300名
貴社の事業概要について教えてください
当社は、「お客様と共に歩み、日本の発展を支えます。」の経営理念の下、建物の鉄骨をつなぐ繋ぎ目で使用するボルトを製造しています。
これらのボルトは建物だけでなく、橋などにも使用されており、明石海峡大橋や東京スカイツリーにも採用されています。
特に特色として、車などに使われるハイテン材(高張力鋼板)、という素材を使ったボルトは当社にしか製造できない製品です。
※ハイテン材(高張力鋼板)とは通常の鋼材よりも強度が高い鋼材
通常の鋼材よりも強度が高いため、同じ強度を保ちながら軽量化が可能になります。
このボルトの優れた部分は、本来8本で止めるところを6本で止めることができる点です。
何千本や何万本もセットする建設工事現場からすると、労働時間の減少や人材不足の今の時代にぴったりな製品であり、現在これを拡販しようと営業が一生懸命頑張っています。
Microsoft 365 を導入された経緯について教えてください
当初、オンプレミスのメールサーバーが週に一回程度動かなくなる問題がありました。従来の対応策としては外部ホスティングサービスに移行するのが一般的でしたが、メールの保存容量不足の問題が続くことが想定されたためどうしようかと困っていたところ、Microsoft 365の話が出てきたため、導入を検討しました。また、社内共有ドキュメント類についても、従来はオンプレミスの社内共有ファイルサーバーにアクセスするルールがありましたが、それでは不十分だという話になり、グループウェアが必要だという結論に至りました。
そこで、SharePointを使ってそういった機能を実現できるという案内を受け、導入を進めました。
運用サポートを採用する決め手となったものはなんでしょうか?
ヘルプデスク的な部分と運用代行をしていただける部分です。導入にあたり、はじめは某大手企業や複数の企業と話をしていました。様々な企業のヘルプデスクなどサポート環境について話を聞かせていただいた中で、サポートだけでなく運用代行までしてくれる便利な会社があることを知り、田辺IT産業にしようという話になりました。
この二つをセットで提案ができる会社はほとんどなく、この部分が一番の決め手ですね。別々の提案であれば可能という企業はありましたが、この体制がセットになっている企業はなかなかありません。がっちり使わせてもらっています。
当社の運用サポートサービスについて、ご評価ください。
運用代行については本当に100点です。ヘルプデスク的な対応も非常に早いです。対応する人や要件によって回答の速度が異なるのは仕方がないと思っていますので、この部分については特に不満はなく、満足しています。我々は、基本的に自分たちで作業をする発想を捨てています。「作業をすることよりも機能や性能を活かして業務を効率化させること(IT化)や、本質的な業務改善させること(DX化)」に重点を置いております。
作業にリソースを使うことは本質から離れてしまうので、もちろん自分たちでやらなければならない部分もありますが、できるだけ外部に任せて専門性の高い人に対応してもらい、本来取り組まなければならない業務(IT化、DX化)に専念できるようにするのが今の正解だと思っています。
Microsoft 365 導入をして助かった点は?
社員全員思っているのはメールの部分ですね。
オンプレミスのメールサーバーが壊れたから直すではマイナスからゼロに戻しただけであるのでこれでは意味がなく、根本から見直すことで、マイナスからゼロを通り越してプラスになる展開をなるような本質的な改善をすることができました。
Microsoft 365 を導入後、機能的に不足している部分など悩みはございますか?
逆にですが、正直機能が多すぎて網羅しきれない部分があります。
WordとExcelのみ使っていた人からすると機能が多すぎると感じる部分があります。
最低限のことをわかってもらうために、当社の各拠点に出向き、全社員対象にマンツーマンでトレーニングを行ったので社内に根付いた部分があります。
今後導入予定の機能や展開などについて教えてください。
当社のネットワークを含めた情報基盤は、当初、社会の流れに10年~20年遅れていると言われておりましたが、田辺IT産業様、某通信会社様をはじめに、当社のこの2年間の環境改善活動に携わってくれた社内外の皆さんのおかげで、環境改善が進みました。この点は、当社内でも高く評価いただいております。
今後は、前述の通り、ネットワークを含めた情報基盤はおおよそ完成しましたので、その次の段階に進めたいと考えています。次の段階とは、社内の各部署と連携して、資源(ヒト、モノ、カネ)の最大効率化を図り、経営の本質改善を図ることが出来る基幹システムへ更新することを検討しております。
今後も引き続き田辺IT産業様、某通信会社様含めたお取引先様にご協力をいただき、当社の「お客様と共に歩み、日本の発展を支えます。」の経営理念の実現を図りたいと考えております。